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JR東海
キハ28・58 2両
伊勢運輸区所属

1998.3.30
紀勢線 伊勢柏崎-大内山
 国鉄色キハ28・58の牙城、紀勢本線。新宮では湘南色の165系と顔を合わせることもあった。またJRマークが目立たない塗色でその人気は高かった。しかし、近年の軽快気動車進出に伴って玉突き廃車。風光明媚な景色を行くこのツートンカラーももう見られない。
JR東海
キハ28・58 2両
伊勢運輸区所属

1998.3.30
紀勢線 伊勢柏崎-大内山
 4月を目前にすでに満開の桜。その脇を行く普通多気行。上のカットを撮ってからこの列車まで、暖かい春の陽気に誘われて、日当たりのよい築堤でしばし昼寝。風も無く、鳥の声と時折通る車の音が聞こえるだけだ。平和な春の一日。そして通過時間。おもむろに起き上がりカメラのもとに向かった。これぞ鉄道楽。
JR西日本
キハ40 2両
後藤車両所所属

2000.8
山陰本線 田儀-波根
 この年2回目の島根詣。向かうは有名スポット田儀〜波根。午後3時を過ぎ高かった太陽が西に傾き始める。横を向けば穏やかな日本海。しかし、真夏の炎天下、のんびりと列車を待つわけにはいかない。暑さとの戦いだ。額に汗してじっと待つ。ようやく、闇に2灯のライトが浮かび上がる。トンネルを飛び出した列車はタラコ色。木の枕木、レンガのポータル、そして緑がとけあって1枚の絵が完成した。
JR西日本
キハ28・58 2両
快速 石見ライナー

2000.8
山陰本線 田儀-波根
 急行用として開発された同系列。今同輩の多くは支線区のローカル輸送用として、様々なカラーに塗られてのんびりはたらいている。そんな中、国鉄色を堅持し堂々ヘッドマークを掲げ、急行並みのダイヤで山陰路を快走するキハ28・58「石見ライナー」。2両という編成は物足りないかもしれないが、DMH17Hエンジンを唸らせ行く姿は貫禄十分だ。
JR西日本
キハ181系 3両
特急 おき5号

2000.8
山陰本線 田儀-波根
 島根詣の最大の目的はキハ181系を記録することであった。かつては中央本線の「しなの」や伯備線の「やくも」山陰本線の「まつかぜ」「あさしお」といった特急で食堂車やグリーン車を組み込んで大活躍した同車。いまでは塗色変更された「はまかぜ」がグリーン車をつないでいる他は全てモノクラス編成だ。さらに国鉄色は「おき」「くにびき」がキハ187系に置き換わり、「いそかぜ」「いなば」で残るのみ。その「いなば」も鳥取県の高速化事業によって近いうちに置き換わるそうだ。やはり時代の名車も近代化にはかなわないのだろうか。
JR西日本
キハ181系 5両
特急 おき4号

2000.8
山陰本線 田儀-波根
 次にやってくるのは、お盆で5両に増結した「おき4号」だ。順光で撮ろうとすると後打ちになる。しかし、ここでそんなことには構っていられない。いよいよ通過時刻。カメラをのぞく。背後から上り坂を上がってくるキハ181のエグゾーストノートが地響きのように体に伝わってくる。そして次の瞬間国鉄色がファインダーに飛び込む。イメージどおりにカーブに乗ったのを見計らってシャッターを切った。
JR西日本
キハ181系 5両
特急 おき1号

2000.12.30
山陰本線 大田市
 夏はどの列車も観光キャンペーン用のヘッドマークを掲げていた「おき」。年末になって従来のものに戻ったことを知り、再び山陰に向かう。ムーンライト八重垣で着いた島根は曇り空。冬の日本海側ということであらかじめ予想していたが、想像以上の寒さが待っていた。三脚を広げる手が痛い。待つこと数十分。そうして写したの絵入りマークの「おき」は駅撮りといえども思い入れの強い一枚になった。
JR西日本
キハ181系 3両
特急 いなば4号

2001.8.8
因美線 用瀬
 津山から鳥取に向かう途中、用瀬で対向「いなば」の通過待ち。かばんからカメラを取り出し、ホーム端の渡り通路へ。遠くからジョイント音が聞こえだし、それがエンジン音を伴って次第に大きくなってくる。構内踏切が鳴り出し、いよいよ通過だ。カーブから姿をあらわした「いなば」は軽やかに山間の小駅を駈けぬけって行った。
JR九州
キハ28・58 2両
快速 なのはな2号

2001.8.6
指宿枕崎線線 枕崎
 日本最南端の駅がある指宿枕崎線。その終点、枕崎。雲ひとつない青空にぎらぎらと朝日が輝く。今日も暑くなりそうだ。真っ白の車体がまぶしく光る。
JR西日本
キハ181系 5両
リバイバル やくも
2002.3.16
伯備線 黒坂-根雨
 新幹線岡山開業30周年記念イベント、キハ181系による「やくも」。この日の「やくも」は団体臨時列車で、岡山〜出雲市を9011Dとして運転された。往時の長大編成にはやや及ばなかったものの国鉄色5両に文字ヘッドマークは当時を髣髴とさせるに十分だった。
JR西日本
キハ28・58、キハ47 4両
急行 つやま
2002.3.16
津山線 弓削-神目
 リバイバル「やくも」が走ったのと同じ日、岡山県内1周号が運転された。その列車のあとを追ってやってきたのがこの「つやま」。タブレット交換で有名だった「砂丘」当時の編成のまま今でも運転されている。最後尾には交検出場のキハ47が連結されていた。2両目のキロハ28は全国でもここだけの存在。
JR東海
キハ85系 7両
特急 (ワイドビュー)ひだ6号

2002.3.18
高山本線 坂祝-鵜沼
 JR東海のアイデンティティを表象した特急車。「ワイドビュー」もここから始まった。少し前までは先頭車が編成中に何両も同じ向きに繋がってる、という光景が日常だったが、最近はきれいな編成美を見せている。その「ひだ」をインカーブでローアングルから狙った。DD51の貨物列車はもう少し高い位置からのほうがよかったかもしれないが、これはベストショットになった。
JR東日本
キハ58・52 3両
1926D

2002.8.14
花輪線 大更
 今年の夏、北東北は例年に無いほど天候が悪かった。特にお盆は1日の晴れもなし。.いつかは晴れる、そんな淡い期待は見事に裏切られ、撮影地に向かう足が重くなる。そんななか、復活した国鉄色が元気付けてくれた。曇り空にもかかわらず、実に鮮やかなツートンカラーで現れた盛岡行。撮れてよかったと思う1枚になった。
JR東日本
キハ52 2両
2623D

2002.8.15
山田線 上米内
 米子のキハ52128亡き後、もう見られないと思っていた国鉄色キハ52が盛岡で復活した。今夏初めて撮影したが、次回はぜひ晴天下でリベンジしたい。この国鉄色リバイバルに関しては、運用状況を発表してくれるなど、ファンに至れり尽せりのサービスを展開してくれるJR東日本に感謝したい。

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