EL !


                           
JR東日本
EF5861
新1号編成
2001.3.28
横須賀線 大船-北鎌倉
 2001年春、ノルウェー国王来日に伴い、東海道〜横須賀線経由で東京→北鎌倉間に運転された。当日は撮影ポイントに午前5時過ぎに到着するも、すでに周辺一帯場所とり済み。何とか隙間を見つけて待つこと数時間。上空を県警のヘリが旋回するなか、やわらかい春の陽光のうけてゆっくりと坂道を登ってきたロイヤルエンジンに夢中でシャッターを切った。
JR東日本
EF5861・EF641001
14系6両
2002.3.28
東海道線 戸塚-大船
 あの感動から丸1年、ロクイチが東海道線に帰ってきた。高崎から駆けつけたロクヨンと手を組んで一路伊東へ。しかし今年は少し寂しい。残るものあれば、消えるものあり。JR東日本から14系座席車がなくなることに伴う臨時列車であった。去り行く万能選手14系に敬意を表してレリーズを押した。
JR東日本
EF5861
14系ゆとり6両他

2002.5.25
東海道線 二宮-国府
 日本の機関車のマスターピース、ロイヤルエンジン、この機関車を形容することばは数知れない。僚友のほとんどが姿を消し去った今でも,本線を激走する姿は実に頼もしい。最近は数ヶ月に一度の臨時列車、あるいは回送列車に充当されるのみだが、私は大役を果たす日がまた必ずやってくることを確信している。
JR西日本
EF58150
12系5両,マイテ49

2002.3.17
山陽本線 瀬戸-
上道
 東にロクイチあれば、西にイゴマルあり。そろそろ全般検査を終えて美しい姿を見せてくれるだろう。これは山陽新幹線岡山開業30周年記念イベントの一貫として岡山〜宮島口で運転された「メモリアルトレインEF58&マイテ」。千両役者の登場に沿線は早朝にもかかわらずものすごい活気に包まれた。
JR東海
EF58122
12系,17系

2002.8.16
飯田線 
野田城
 桜で有名な野田城駅。みなさまの中には葉桜の野田城なんて下の下だ!と感じる方もいらっしゃるかもしれないが、そこはご愛嬌。真夏の夕方前、油蝉も一休み。夕立を降らせそうな雲が山から下りてくるのを気にする私の前をトロッコ号はポイントで編成をくねらせ車輪をきしませながらゆっくり流れていったのだった。
JR東海
EF18 2
12系,17系

2003.5.4
飯田線 新城-
野田城
 旧型電機というとゴハチやムーミンに注目が集まりがちだが,忘れてはならないのがこのED18。御年78歳の今でも現役の長老である。一度は車籍を失った同機が奇跡のカムバックを果たしてから早10年、今でもトロッコ列車「トロッコファミリー号」を率いてゆっくりゆっくり飯田線を走っている。
JR東日本
EF551
14系6両他

2001.9.30
信越線 群馬八幡-安中
 JR東日本労組が障害者の方々を旅行に招待する「旅のプレゼント号」。この年招待者をエスコートしたのはムーミン、ロクイチ,EF641001と錚々たる顔ぶれであった。旅行を楽しむ招待者を乗せ、国道脇に山と陣取った我々ファンを横目にムーミン、14系、ロクイチが手を組んで軽やかに碓氷川を渡っていった。
JR東日本
EF641001
14系6両他

2001.9.30
信越線 西松井田-横川
 同じく「旅のプレゼント」。後ろからロクイチがサポート。どうしても秋光を正面から受けるロクヨンを撮りたくて、だれも構えていないこのポイントに立った。インカーブ、見上げるようにファインダーをのぞいていると、奥から2灯のヘッドライトが見え、あっという間に駆け抜けて行った。終点まであと少し、ラストスパートのジョイント音が力強かった。
JRF
EF6556
ホキ10000(石炭返空)他

2001
高崎線 桶川
 EF65 9号機の後継ぎとして同系列の中では文字通り異色の「ぶどう色2号」に塗られクラシカルなイメージの56号機。多くのファンに親しまれていたが、惜しまれつつ引退した。これは私の56号機ラストカット、5764列車である。すでに運用離脱の話を聞いていたので心してシャッターを切った。撮影後、カメラのスイッチを切りながら、もうシャッターチャンスがやって来ないことを思って寂しくなった。
JRF
EF6428
タキ1900他(セメント返空)

2002.9.4
篠ノ井線 南松本-村井
 南松本に残るセメントサイロ。そこへセメントを運ぶのがこの列車の役目。といってもこれは一仕事終えて大垣へ帰る返空列車。最近はセメント業界の構造転換で車扱い列車の削減も目立つ。ここ南松本のセメント列車も平日だからといって毎日やってくるというわけではないらしい。この日は運がよかった。牽引はEF64の原型をよく保つ28号機だ。【EF6428】 2次車 昭和41年(1966)新製 
JRF
EF6444他
タキ43000他(セメント返空)

2002.9.4
篠ノ井線 南松本-村井
 松本に集まる石油は主に四日市と川崎、横浜から供給されている。これは積荷を下ろし、川崎貨物に帰る5460レ。この日は国鉄色同士の重連となった。中央線貨物の魅力はなんといってもF級電機の重連だろう。南松本を発車し加速をはじめるロクヨン。12台の吊りかけモーターをうならし、黄昏の信濃路を南に向かっていった。
JR東日本
EF6439
「ゆとり」
14系6両

2003.2
中央本線 相模湖-高尾
 原型を良くとどめるEF6439号機、そしてゆとり。私はこの組み合わせに何度かチャレンジしたがなかなか満足行くものが撮れていなかった。それは私の力不足に加え、この撮影地の、高速道路工事によって背後に多くの構造物が組み上がっているという事情もあった。その構造物を入れず、機関車のパンタに架線柱をかけず、そして順光で。この条件をなんとか満たす写真が今回ようやく撮れた。
JRF
EF6558
ホキ5700他(セメント)
2002.3.7
東北本線 赤羽-東十条
熊谷(タ)発隅田川行セメント列車5890レ、この列車は高崎機関区のEF641000との共通運用になっており、狙い撃ちは難しかった。このカットもまさに偶然の産物である。58号機が充当されているとも知らず、通過時刻ぎりぎりにポイントに到着し、慌てて用意し、何とか手持ちで撮った結果なのだ。これが58号機ラストカットになるとは予想だにしなかった。実に慌しい最後の対面だった。
JR東日本
EF65501
12系6両

2002.1
成田線 安食-下総松崎
 ついに2003年は客車の設定がなくなってしまった成田臨。
 去年この列車を撮りに行ったときも、来年はもしかすると・・・ということが頭の片隅にあった。写真が上がってきたときはサイドに光がたりないなぁと思っていたが新春の成田線でこの編成がもう見られないと考える貴重な記録になった。ロクイチ、パックと名物機関車が往来した成田線の正月も過去のものになろうとしている。
JR東日本
EF65501
14系6両「浪漫」

2002.3.11
両毛線 小山-思川
 前日、東鷲宮-久喜で下り電車とすれ違ってしまった「浪漫」。翌日はリベンジとばかりはるばる両毛線まで遠征。ポイントにはかなり余裕を持って到着したつもりが、もうたくさんの三脚が。それでもなんとかベストポジションを確保してのんびり通過を待つ。そして時間。PトップことEF65501に牽かれきれいな順光線の中ゆっくりと「浪漫」はやってきた。
JRF
EF65501 539 535 541
2002.12,14
高崎機関区
 その日、高崎は素晴らしい青空に恵まれた。
 JR貨物発足から15年、久しぶりの高崎機関区公開。
 正門を入り、展示車両が見えるとその光景に息をのんだ。あらかじめ予告されていたとはいえEF65500代の並びは実に壮観。空の青さもあいまって実に美しい光景を写真におさめることができた。
JRF
EF65501 539 535 541
2002.12,14
高崎機関区
 サイドから。501号機には「東」の区名札、1038号機には「つばさ」のヘッドマークなど、この他にも数々の心にくい演出が来場者の心をくすぐった。この機関区公開はJR貨物社員の方はじめJR東日本など多くの方の協力なしにはありえなかった。このようなチャンスを我々に提供してくださったみなさまに感謝したい。
JRF
EF651086
ワム80000他(紙)
2002.3.
東北本線 赤羽-東十条
 白昼堂々東京にやってくる専用貨物列車5182レ。
 ワムを40両あまりも連ねる姿は壮観。機関車に続いて扉をバタバタさせながら走ってゆく。終点はすぐそこ。
JR東日本
EF651102
出雲
24系25型12両

2002.7.21
東海道線 横浜-川崎
 ここからは東海道筋の寝台特急。東京到着順に並べてみた。トップバッターは8レ「出雲」。田端機関区品川常駐機が牽引にあたる。スノープロウを装備した1102号機の牽引は珍しいのではなかろうか。個人的にはこれがあったほうが勇ましいと感じる。青の編成に赤いヘッドマークが映える。「川崎、定通!」
JR西日本
EF6648
あさかぜ
24系25型13両

2002.7.21
東海道線 横浜-川崎
 「出雲」のあとサンライズエクスプレス通過。そしていよいよEF66の登場。下関のEF66は「関」の区名札の横にもう一枚時刻表でおなじみの「☆彡」のブルトレ仕業札も掲げる。選ばれし機関車の証だ。かつてはしるホテルと形容されたあさかぜもいまは九州に足を踏み入れることはない。しかしそれを生かしラウンジカーには給電用のパンタグラフが上がる。
JR西日本
EF6653
富士
24系,14系15両

2002.3.09
東海道線 茅ヶ崎-辻堂
 2レ「富士」を辻堂で待ち構える。ファインダーの背後には真白の富士山がその威容をたたえている。さすがに「富士」の背後に隠れてしまったがそれでも客車1両目の上に白いその姿がおわかりいただけるだろう。その「富士」は程よい光線の中、定時通過。機関車含め16両、110km/h運転。EF66にしかこなせない仕事がある。
JR西日本
EF6649
さくら・はやぶさ
24系,14系15両

2001
東海道線 藤沢-大船
 東京に上ってくる寝台特急のしんがりをつとめるのがこの「さくら・はやぶさ」。ながらく親しんだ、それぞれのヘッドマークを掲げ東海道を行く姿を見ることはもうできないが、運転スタイル一新、いまも九州と東京を結んでいる、飛行機時代になっても変わらぬ役目を担って、毎日、毎日。もともと貨物牽引用に開発されたEF66であるがこれほどブルトレが似合う機関車もないのではないか。
JRF
EF7595他
4086レ
2000
東北本線 黒磯
 前面窓上のひさし、少しまるみを帯びたスカートとED75のなかで初期型の50番台は独特の形状から人気がある。東北筋貨物列車の顔をEH500(金太郎)に譲りつつあるなか、いまも残る4両が高速仕業について力走を見せている。日本の高度経済成長を物流の面から支えてきたED75。青森から長駆500km超、一仕事終えた機関車の運転台に機関士の安堵の表情がうかがえた。
JR東日本
EF8186
北斗星3号
24系25型10両

2002.8.13
東北本線 剣吉-苫米地
 お盆、青森県には前線が停滞し連日大雨を降らせた。はくつる最後の力走を記録しようと青森入りした自分達もこの大雨に参っていた。8月13日早朝、目を覚ますと相変わらずの曇天。はくつるは通過時刻を過ぎても現れない。と、ふいに踏み切りがなりはじめる。はくつるかと思い、カメラを構えると夜中に通過したはずの北斗星が現れた。このあと上下線で怒涛のブルトレ通過ラッシュが起きるのであった。
JR東日本
EF8189
試6992レ
DD51842,マニ30,マニ50
2002.5
高崎線 鴻巣
 こんな編成はもう2度と実現しまい。先頭が3両しかないEF81カシオペア機、次位が山形でのお召列車牽引にむかうピカピカのDD51842,その後ろは日銀の現金輸送に活躍するマニ30型(検査出場後の試運転)そして最後に高崎試客の顔、マニ50である。今まで写真を撮ってきた中で最もインパクトのある列車だった。

inserted by FC2 system